ChatGPT-4oとは何か?
ChatGPT(ChatGPT-4 omni)は、OpenAIが作った新しいバージョンの言語モデルです。このモデルは、元々のChatGPT-4をさらに改良して、更に良いパフォーマンスを発揮するモデルです。
ChatGPT-4oアプリ(Mac/Windowsで利用可能)
ChatGPT-4o:Documents
ChatGPT-4oの特徴
無料で利用可能
画像生成を利用できませんが、ChatGPT-4o(制限あり)とGPTsが無料で利用できます。ChatGPT Plusユーザー(有料会員)は画像生成が利用可能です。
ChatGPT Plusの会員は月額20ドル(およそ3,000円)必要です。
音声入力での会話が可能
音声入力をしてChatGPT-4oと会話が可能です。実際に自分の音声で質問し、ChatGPT-4oの音声モデルで応答してもらうことができます。音声モデルについては好みに合わせて選ぶことが可能で、Plusユーザーは写真を写して被写体についての質問をすることができます。ChatGPT-4ではできなかった大きな違いとしては、やはりこの機能が特徴的だと言えます。
パフォーマンスの向上
ChatGPT-4oは、応答が速くなり、待ち時間が少なくなりました。これにより、リアルタイムでのやり取りがもっとスムーズになります。
効率的なリソース使用
モデルが最適化されているため、計算リソースも少なくてすみます。これにより、クラウドやエッジデバイス(スマートフォンなど)でもコストを抑えながら使えます。
カスタマイズ可能(GPTs)
ChatGPT-4oは、GPTsを利用して特定の業界や用途に合わせて調整することができます。これにより、専門分野に特化した情報の応答が可能になります。具体的にどのような調整ができるのかをわかりやすく見てみましょう。
専門分野の学習
特定の業界や用途に関するデータを使って追加トレーニングを行うことで、その分野に特化した知識を深めます。例えば、医療分野で使うなら、医療に関する文献や診療記録を学習させることができます。
専門用語の習得
特定の業界で使われる専門用語やフレーズを理解し、正確に使えるようにするために、その分野のデータを学習させます。これにより、専門家とのやり取りや顧客サポートがより適切に行えます。
応答スタイルの調整
ターゲットとなるユーザー層に合わせて、応答のトーンやスタイルをカスタマイズできます。例えば、ビジネスの場面ではフォーマルな応答を、教育の場面では親しみやすく解説的な応答を提供するように調整できます。
特定タスクの最適化
特定のタスクに特化したトレーニングを行い、その機能を強化します。例えば、カスタマーサポートでは問い合わせ分類やFAQの応答を、教育分野では試験問題の作成や解答支援を強化します。
継続的な学習とアップデート
特定の分野で最新の情報やトレンドに対応するために、定期的に新しいデータを追加してモデルを更新します。これにより、常に最新の知識を持つ応答が可能となります。
システム連携
既存のシステムやプラットフォームと統合することで、特定の用途に合わせたシームレスな体験を提供します。例えば、企業のCRMシステムや教育プラットフォームと連携して、リアルタイムでデータを活用することができます。
具体例)
医療分野 | 診断支援システムや患者への説明を行うチャットボットとして使用。 |
教育分野 | 学習教材の生成や生徒の質問に答えることができます。 |
カスタマーサポート | 顧客からの問い合わせ対応を自動化し、応答の品質を向上させます。 |
ビジネス | ビジネスレポートの作成支援や市場調査の分析に利用。 |
使えるGPTsの紹介
Grimoire
このGPTsは様々な用途に応じたコード生成が可能です。以下はGrimoireの説明文です。非エンジニアもエンジニアに関係なく必見のGPTsと言ったらまずこれを思い浮かべます。
Grimoireの説明文
コードウィザード🧙♂️文章を含むウェブサイト (またはその他) を作成します。プロンプトグラムを学びましょう!コーディングフロー用の 20 以上のホットキー。 75 のスターター プロジェクト。 Prompt-1st コーディングとアートを学びます。または何か質問がありますか?何でも作ってみましょう! README の場合は R、cmd メニュー v2.0.2 の場合は K と入力します✨📜
まとめ
ChatGPT-4oは、ChatGPT-4の優れた部分をさらに改良したモデルです。パフォーマンス、効率、精度が向上しているため、さまざまな分野で役立ちます。実際にChatGPT-4を使ったことのある人であればChatGPT-4oのパフォーマンスを知ることは明らかに容易なのでこれは説明不要といったところでもありますね。
OpenAI以外の会社のLLMモデルのパフォーマンスが凄かったので、「ChatGPTはもう使えないのか?」と疑問を持ったこともありましたが、ChatGPT-4oの登場によりその心配はなくなったと言えるでしょう。
OpenAIは技術も資金もまだまだ余力があることを伺うことができましたし、ChatGPT-4oの発表時のサムアルトマンの姿や映画「her」を引用したでき事は、今後のLLMモデルの歴史に語り継がれるのではないかと思う程にインパクトを感じるような内容だったと思います。
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